"マリアカラスの真実"
を見ていて
彼女はどうして
孤独に死んでいったのかしらと思う。
才能があって、努力家で、歌声と演技で
後世まで語り継がれる名声を得ることができた。
少女時代や家族関係では不遇であったかもしれないけれど
愛された時期もあったし、愛する人と結ばれた時もあった。
裏切られたこともその逆もあったかもしれない。
彼女が死ぬときに幸せだったか不幸だったかは
本人には大問題だけど、
世の人々はそんなことどうでも良くて
”・・・だけど、彼女の歌声が残った・・・”と言う。
わりかし近い過去の人だからか
なんだかとても人生というのは冷酷なもんだなと
悲しく感じたりする。
美輪さまの言う「正負の法則」ってこうゆうことかしらと
とちらりと浮かんできたりもする。
。。。
もう修正できない流れのようなものが
あったのかも しれないけれど。孤独に死んでいくという個人的な結末を導いたのには
なんというか、彼女自身に
理由があるんだろうなと想像する。
芸術や名声や地位、業績のようなものとは違うことで。
そして誰も彼女にそのことを教えてあげなかった。
教えてあげられなかったのかもしれない。そして、そのことは人生にいくらか影響したのかもしれない。
同時代にその歌声を聴いてみたかったな。
やっぱり熱狂したのかな。