2010年5月12日水曜日

雑感メモ/マリア・カラスの真実

 
"マリアカラスの真実"

を見ていて
彼女はどうして
孤独に死んでいったのかしらと思う。

才能があって、努力家で、歌声と演技で
後世まで語り継がれる名声を得ることができた。
少女時代や家族関係では不遇であったかもしれないけれど
愛された時期もあったし、愛する人と結ばれた時もあった。
裏切られたこともその逆もあったかもしれない。

彼女が死ぬときに幸せだったか不幸だったかは
本人には大問題だけど、
世の人々はそんなことどうでも良くて
”・・・だけど、彼女の歌声が残った・・・”と言う。

わりかし近い過去の人だからか
なんだかとても人生というのは冷酷なもんだなと
悲しく感じたりする。
美輪さまの言う「正負の法則」ってこうゆうことかしらと
とちらりと浮かんできたりもする。

。。。

もう修正できない流れのようなものが
あったのかも しれないけれど。


孤独に死んでいくという個人的な結末を導いたのには
なんというか、彼女自身に
理由があるんだろうなと想像する。
芸術や名声や地位、業績のようなものとは違うことで。


そして誰も彼女にそのことを教えてあげなかった。
教えてあげられなかったのかもしれない。

そして、そのことは人生にいくらか影響したのかもしれない。

同時代にその歌声を聴いてみたかったな。
やっぱり熱狂したのかな。